北海道の道東エリアにある、阿寒摩周国立公園(Akan Mashu National Park)の旅行記・インデックスページです。
阿寒摩周国立公園 Akan Mashu National Park
阿寒摩周国立公園(Akan Mashu National Park)は、北海道の道東エリアにあります。
千島火山帯の活動によってできた「阿寒・屈斜路・摩周」3つの日本最大のカルデラ地形。
火山、森、湖沼が織りなす、雄大で原始的な風景が広がっています。
阿寒摩周国立公園内は大きく2つ、西側の「阿寒湖エリア」と東側の「屈斜路・摩周エリア」に峠を隔てて分かれています。
阿寒摩周国立公園の概要 Quick Facts about Akan Mashu National Park
Location: Hokkaido, Japan
Size: 91,413ha
Established: National Park(1934)
Visitor Centers: Lake Akan Eco Museum Center
阿寒 Akan
阿寒湖 Lake Akan
阿寒湖(Lake Akan)は周囲26km、海抜420m、面積13k㎡、最大水深42mのカルデラ湖。
湖には特別天然記念物のマリモが生息しており、ヒメマスの原産湖としても知られています。
アイヌの人々が住まう集落「阿寒湖アイヌコタン」では、アイヌ古式舞踊・アイヌ料理・彫刻作品を通して、自然と共生してきたアイヌ民族の人々の暮らし・文化に触れましょう。
かつて、アイヌ民族も利用していたという温泉は、湖のほとりにある「阿寒湖温泉街」にて楽しむことができます。
阿寒湖アイヌコタン Ainu Kotan
阿寒湖周辺に住むアイヌの人々が移り住み形成されているコタン(集落)、阿寒湖アイヌコタン(Lake Akan Ainu Kotan)。
坂の両手には個性豊かなお店が立ち並び、各お店の中には手作りの木彫作品やお土産が並んでいます。
本格アイヌ料理を提供する郷土料理のお店、ポロンノ(Poronno)。
昆布と塩だけのお汁にユク(鹿)やチェプ(鮭)が入ったオハゥの定食は、阿寒へ来たら必食のグルメです。
左はアイヌ文様の手ぬぐいを使用した手作りマスク。
手作りなのでお店ごとにデザイン仕様が異なります。
右はアイヌ民族の口琴楽器ムックリ。
音程の調整にコツがいるものの、数分弾けば上手に音を奏でることができるようになりますよ!
阿寒湖アイヌコタン Akanko Ainu Kotan, Hokkaido
阿寒湖アイヌシアター イコロ Ainu Theater Icolo
阿寒湖アイヌコタンの奥にある劇場、阿寒湖アイヌシアター イコロ(Ainu Theater Icolo)。
北海道で唯一の国の重要無形民俗文化財、アイヌ古式舞踊。
阿寒ユーカラ「ロストカムイ」を観劇できます。
阿寒湖畔エコミュージアムセンター Akankohan Eco Museum Center
阿寒湖のビジターセンター、阿寒湖畔エコミュージアムセンター(Akankohan Eco Museum Center)。
阿寒湖周辺の動植物や自然に関する案内・展示、特別天然記念物のマリモ、イトウを間近で見ることができる水槽があります。
阿寒へ到着したら、まず訪れたい施設です。
建物の裏手には遊歩道が整備されており、湖の際ではボコボコと音を鳴らす泥火山のボッケを見ることができました。
オンネトー Onnneto
阿寒摩周国立公園の最西部に位置する、足寄町の湖オンネトー(Onnneto)。
アイヌ語で「年老いた沼・大きな湖」を意味するオンネトーは、雌阿寒岳の噴火によりできた堰止湖。
湖の向こうには雌阿寒岳と阿寒富士。
双湖台 Sokodai Observatory
阿寒湖と弟子屈を結ぶ国道241号線で最も標高が高い場所、双湖台(Sokodai)。
寂しげな展望台からは、一般人が容易を訪れることができない2つの湖、パンケトー・ペンケトーを望むことができます。
摩周 Mashu
摩周湖 Lake Mashu
アイヌ語で「神の湖」を意味するカムイトーとの名を持つ摩周湖(Lake Mashu)。
霧が発生しやすいことから「霧の摩周湖」とも呼ばれる。
湖の東側にはカムイヌプリ(摩周岳)がそびえ立ち、急傾斜の火口をさらしています。
中央の小さな島はカムイシュ島。
摩周湖第一展望台 Lake Mashu 1st Observatory
摩周レストハウスに併設された摩周湖第一展望台(Lake Mashu 1st Observatory)。
ここからは、カムイヌプリ(摩周岳)の火口部分がよく見えます。
レストハウスでは、地産のじゃがいもを使った芋団子をぜひ。
摩周湖第一展望台 Lake Mashu First Observatory
摩周湖第三展望台 Lake Mashu 3rd Observatory
第一展望台よりも北側にある摩周湖第三展望台(Lake Mashu 3rd Observatory)。
摩周湖や晴れていれば斜里岳の眺望を楽しめる他、西側の眺望も素晴らしく、屈斜路湖や網走方面もよく見渡せます。
アトサヌプリ(硫黄山) Atosanupuri
アイヌ語で「裸の山」を意味するアトサヌプリ(Atosanupuri)。
無機質な山肌からの立ち上る、白い噴煙。
美幌峠 Bihoro Pass
弟子屈町と美幌町の間にある美幌峠(Bihoro Pass)。
道の駅と展望台が一体となった高台からは、屈斜路湖を一望できます。
神の子池 Kaminoko-ike Pond
アイヌ語で「神の湖」を意味する「カムイトー=摩周湖」の伏流水から生まれたという伝承から、その名が付けられた青い池、神の子池(Kaminoko-ike Pond)。
温度が一定のため冬でも凍ることのない池の中には、オショロコマの姿も。
神の子池 青い色は神様からのおくりもの|Kaminoko-ike Pond
裏摩周展望台 Uramashu Obsevatory
摩周湖の北東側にある展望台、裏摩周展望台(Uramashu Observatory)。
阿寒摩周の食事を楽しむ Eat amazing food
北海道 阿寒摩周国立公園で食べたグルメ Where to eat in Akan Mashu National Park, Hokkaido
阿寒摩周国立公園に宿泊・滞在する Where to stay
北海道を代表する高級ホテルチェーン「鶴雅(Tsuruga)」の本拠地である阿寒湖畔には、同系列ホテルが4施設あります。
その内の2箇所「あかん遊久の里 鶴雅」「あかん湖 鶴雅ウイングス」に宿泊。
屈斜路湖畔では「屈斜路プリンスホテル」に宿泊しました。
屈斜路湖周辺には冬の絶景撮影ポイントが点在しており、冬景色の撮影拠点としても重宝する立地です。
阿寒摩周国立公園の行き方・アクセス How to get there
玄関口となる空港は3箇所あります。
女満別空港、たんちょう釧路空港、中標津空港。
女満別空港から阿寒湖温泉まで64.8km、車で約1時間10分。
たんちょう釧路空港から阿寒湖温泉まで58.9km、車で約1時間5分。
阿寒湖温泉までは「帯広・十勝川温泉」「釧路」「北見・網走」とを結ぶバス「まりもエクスプレス」が運行しています。
詳しくはページ下部に記載の阿寒湖温泉旅館組合公式ページにてご確認ください。
阿寒摩周国立公園旅行で役立つサイトのリンク
阿寒湖アイヌコタン
www.akanainu.jp/
弟子屈なび(北海道弟子屈町)
www.masyuko.or.jp/
釧路阿寒湖観光公式サイト
ja.kushiro-lakeakan.com/
阿寒湖温泉旅館組合
akanko-spa.jp/