世界遺産マラッカ 観光

世界遺産マラッカ オランダ広場

世界遺産マラッカの観光・旅行記です。マラッカ観光の見どころや撮りおろしの写真、首都クアラルンプールからのアクセスなど。

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マラッカ Melaka(世界遺産)

世界遺産マラッカ

マラッカ(Melaka、Malacca、馬六甲)はマレーシアの首都クアラルンプールから約120km南東の場所にある都市。2008年に世界遺産登録。

14世紀に成立したマラッカ王国の時代、マラッカの地は明やインドのグジャラート朝、ジャワなどといった他国との貿易で繁栄した。1511年、アジアに触手を伸ばすポルトガルの攻撃により占領下に置かれ、マラッカ王国は消滅する。ポルトガル統治時代の名残はセントポール教会、砦跡、受け継がれたポルトガル料理店などに見られる。

1641年にはオランダ統治下に置かれ、現オランダ広場前にあるキリスト教会やスタダイスが築かれた。

1824年、英蘭協約締結により大英帝国の支配下に置かれ、マラッカはシンガポール、ペナン島と共に海峡植民地(Straits Settlement)となる。

貿易の交差点であったマラッカには15世紀以降に多くの中国人が渡り現地の女性と結婚し、プラナカン文化という独自の文化を生んだ。ここマラッカにもプラナカン文化が今も息づいており、ニョニャ料理も名物のひとつ。

1942年には旧日本軍のマレー半島占領により日本の占領下に置かれる。当時東南アジアで大量発行した軍票(後にただの紙切れとなる)が現地のお土産屋さんで売られている。

マラッカ砦(The Melaka Fort)

左上:1508年、マラッカ王国の統治時代
右上:1512年にポルトガル人が建築したマラッカ砦
左上:1668年、ダッチ統治時代のマラッカ砦
右下:1807年にイギリスにより破壊された後のマラッカ砦

マラッカの観光マップ

マラッカの主な観光スポットをプロットしたマップです。

上記マップはマラッカ観光のマップ(Google Maps)に公開しています。旅行計画を立てる際にご利用ください。

イラスト入りのマラッカ観光マップはこちら

オランダ広場 Dutch Square

世界遺産マラッカ オランダ広場

マラッカ観光のハイライト、オランダ広場(Dutch Square)。イギリス統治時代に真っ赤に塗装されたキリスト教会やクロックタワー、スタダイスなどが面する世界遺産観光の中心地。

記念写真を撮る観光客の声に加えズラリ並ぶ人力車トライショーの爆音が混ざり、昼夜賑わいます。

Dutch Square Melaka Night View

マラッカ キリスト教会 Chirist Church Melaka

マラッカキリスト教会

1753年、オランダ人の統治100周年を記念して建築されたマラッカ キリスト教会(Chirst Church Melaka)

イギリスの統治後、鐘楼の最頂部にウェザーコック(風見鳥)が追加された。

マラッカ キリスト教会

スタダイス Stadthuys

マラッカ スタダイスの階段

オランダ広場に面するスタダイス(Stadthuys)。1641年にオランダが統治した後、1651年に建てられ、オランダおよび後にやってくるイギリスの行政事務所として機能していたという。元は白色だったが1820年代に赤色に塗り替えられ、現在もその姿を残している。

スタダイスの階段を駆け上がり丘へ上がった先に、セントポールの丘および教会跡がある。

セントポール教会跡 St. Paul’s Church

マラッカ セントポール教会跡

フランシスコ ザビエル像と朽ち果てた教会跡、セントポール教会跡(St. Paul’s Church)

マラッカ セントポール教会跡

このカトリック教会は1521年、ポルトガル人の船長ドワーティ コエーリョ(Duato Coelho)により建てられ「Nosa Senhor(Our Lady of the Hill)」と名付けられたのが始まり。

1545年にフランシスコ・ザビエルがマラッカを訪問した後、1548年にイエズス会の教会となる。ここマラッカにてザビエルが日本人の弥次郎(聖ザビエル教会の項で後述)と出会い、日本にキリスト教が普及するきっかけとなった場所でもある。なお、1552年ザビエルが明国の上川島で死去した後、インドのゴアに移される前の9ヶ月間遺体がセントポール教会で保管されていたという。

オランダの統治下になった後にプロテスタントの教会となり、セントポール教会(St. Paul’s Church)に改称。1753年に現オランダ広場のキリスト教会(Chirst Church Melaka)が建てられた後、セントポール教会は廃墟となった。

海の博物館(Marintime Museum)やマラッカのホテルに展示されている絵画に美しかった頃のセントポール教会が描かれており、現在の姿と比較してみるのも面白い。

セントポールの丘から望むマラッカ海峡の景色

セントポールの丘からはマラッカ海峡の海が一望できる。「海は遠い…。Excuse me, I’d like to see the sunset near by the sea, How can I get there?」

サンチャゴ砦 Porta de Santiago(A Famosa)

サンチャゴ砦 サンチャゴ砦

ポルトガル人が築いたマラッカ砦は1807年に大英帝国により破壊されたが、サンチャゴ砦(Porta de Santiago、A Famosa)のみ破壊されず唯一現存している。

マラッカ サンチャゴ砦

近代になり埋め立てが行われる以前は、砦の外側に海岸線があった。数百年前は大砲と見張りがマラッカ海峡を行き交う船に睨みをきかせていたのでしょう。

聖フランシス ザビエル教会 St. Francis Xavier’s Church

フランシスコザビエル教会

オランダ広場の北側にあるフランシス ザビエル教会(St. Francis Xavier’s Church)。1849年にフランシスコ ザビエルを偲んで建設された教会はネオゴシック様式で、汚れがこびり付いたクリーム色の外壁が印象に残る。

ザビエルと弥次郎の像

重要な像が教会の敷地内に2つ。右がフランシスコザビエル、左が鹿児島出身の日本人弥次郎(やじろう、Angero)である。1547年にザビエルと弥次郎はここマラッカの地で出会い、1549年に共に鹿児島に渡って日本にキリスト教を普及するきっかけを作った。

(マラッカ現地ではその記載を見つけられなかったが)逸話として、武士の弥次郎は日本で殺人を犯し、失意のあまりポルトガルの船に乗ってマレー半島に乗り込んだという。

遠藤周作の小説『沈黙』の映画版にて。キリシタン弾圧によりキリストの石板を踏まなかった家族を焼殺され、自分だけ踏み絵により生き残りマカオで廃人となっていた窪塚洋介演じるキチジローが、そこで出会った牧師2人と共に長崎に渡るシーンがあるが、遠藤周作が描くキチジローは弥次郎にインスピレーションを得たのかな?…などと空想してしまった。

トライショー Trishow

マラッカ トライショー

トライショー(Trishow)はオランダ広場周辺で送迎してくれる人力車。装飾や音響設備が年々派手になっているようで任天堂、サンリオ、ウォルトディズニーもびっくりのIP無法地帯です。

タクシーのように座席に運転手の顔写真と本名が記載されているので意外と免許は厳しいのかも?

マラッカ トライショー

ジョンカーストリート(Jonker Street)から宿泊先のザマジェスティックマラッカまで2人30リンギットで交渉したものの、遠いし2人なので40リンギットは譲れないということで40リンギットで手打ち。タクシーよりも金額が高いですが思い出作りに。

運転手はタフそうな女性の方。曲の選曲もイケていて出発前と到着後に写真も撮影してくれました。ザマジェスティックホテルの駐車場に爆音を鳴らしながら停車した時はさすがに恥ずかしかったですが…(笑

ババニョニャヘリテージミュージアム The Baba Nyonya Heritage Museum

マラッカ ババニョニャヘリテージ

1861年にプラナカンのチャン氏が築いた私邸は、現在ババニョニャヘリテージ(The Baba Nyonya Heritage)として博物館になっている。

マラッカ ババニョニャヘリテージ

残念ながら入り口以外は撮影禁止となっていたが、当時の生活風景を切り取ったように家具やキッチンが保存されており、プラナカン文化の世界に浸ることができる。

THE JAPANESE GOVERNMENT 軍票

お土産屋さんにはマラッカで使われていた古い硬貨や旧日本軍が発行した軍票、孫文や蒋介石が描かれている中華民国の紙幣が販売されていた。土産物を眺めるだけでも楽しめます。

Adult RM16.00
Child(5〜12才) RM11.00

マラッカリバークルーズ Meleka River Cruises

マラッカリバークルーズ

マラッカ海峡に注ぐマラッカリバー約3kmの道のりを船で進むマラッカリバークルーズ(Melaka River Cruises)。チケットは往復のみで、曜日により異なる。川沿いに立ち並ぶ住居や店舗の壁面アートが見れるが、これ!といった見どころは少ない。

片道20分で往復すると約40分。片道(One Way)を希望する場合、乗船時にスタッフへ伝えると片道で降ろしてくれます。

Melaka River Cruises 月〜木 金〜日
Adult RM15.90 RM21.20
Child(2〜12才) RM7.50 RM7.50
マラッカリバークルーズのマップ

マラッカリバークルーズのマップ(※クリックで拡大します)

マラッカタワー Menara Taming Sari

マラッカタワー(ムナラタミンサリ)

セントポール教会跡の丘からも見える展望台、マラッカタワー(Melaka Tower、Menara Taming Sari)。円形の展望デッキが回転し、マラッカの町の360℃ビューが楽しめるというもの。

マラッカタワーからの眺望 マラッカタワーからの眺望 マラッカタワーからの眺望

シンガポールのセントーサ島にも同じ形状の回転式展望台「タイガースカイタワー」があります。タイガースカイタワーの最頂部が131mに対しマラッカタワーは高さ80mのため、眺望のインパクトは弱め。

Adult RM23.00
Child(2〜12才) RM15.00
Senior(55才〜) RM18.00

マラッカの夕日 The Sunset

Pantai eye on Melakaからの夕日

沢木耕太郎の小説『深夜特急』にて、沢木が海岸線で見た真っ赤な夕日。沖合の埋め立てと大規模開発によりかつての姿が徐々に失われつつある。詳細は下記の記事にまとめてます。

マラッカ海峡に沈む朱色の夕日を求めて

2017.07.26

マラッカ海峡モスク Masjid Terapung Selat Melaka

マラッカ海峡モスク

Pulau Melaka(マラッカ島)にある水上モスク、マラッカ海峡モスク(Masjid Terapung Selat Melaka)。サンセットのスポットとして有名で、夕刻になると観光客が集う。

マラッカ観光の中心となるオランダ広場やジョンカー通りから徒歩で向かった場合、片道40〜50分はかかる。日が沈むとあたりは一気に暗くなるため、タクシーでの訪問および帰りのピックアップも交渉しておくことを推奨します。

マラッカ海峡モスク マラッカ海峡モスクの夕日

マラッカのホテル

ザマジェスティックマラッカホテル 外観

マラッカの町で宿泊したホテル「ザマジェスティックマラッカ」「ノボテルマラッカ」の宿泊記は個別記事にてご紹介してます。

ザ マジェスティック マラッカ宿泊記|The Majestic Malacca

2017.07.28

ノボテル マラッカ宿泊記|Novotel Melaka

2017.07.25

マラッカの街角写真

マラッカ 壁面アート マラッカの猫ちゃん マラッカ Jonker Street マラッカ 壁面アート

マラッカの場所・行き方・アクセス

クアラルンプール・シンガポールからマラッカまで

世界遺産マラッカの町は、首都クアラルンプールの中心地から約120km南東、クアラルンプール国際空港から約85km南東、シンガポールから約200km北西の場所に位置しています。

クアラルンプール TBSバスターミナル

TBSバスターミナル

クアラルンプール(TBS) – マラッカセントラル RM15 約2時間
シンガポール – マラッカセントラル S$15〜30 約4時間

クアラルンプールのTBSバスターミナルからマラッカセントラルバスターミナルまで料金約15リンギット、所要時間約2時間(KKKL Express、Mayang Sari Express、Delima Express社ほか)。クアラルンプール国際空港(KLIAおよびKLIA2)からもマラッカセントラルバスターミナルまで料金約25リンギットの直通バス(TRANSNATIONAL社)があります。

シンガポールからも直通バスが出ており、料金はS$15〜30程度、所要時間は約4時間(KKKL Express、707 Express社ほか)です。

BusOnlineTicket.com(マレーシア・シンガポールのバス予約サイト)の予約方法

2017.07.10

マラッカセントラルからマラッカ中心部まで

マラッカセントラルからマラッカ中心部まではタクシースタンドのタクシーを利用しました。宿泊したノボテルマラッカまで固定料金21リンギット。試しに値切ってみましたが、日本語で「こちらが標準価格です」との返しでしたので、タクシースタンドから各ホテルまで固定料金と思われます。

マラッカセントラルからバスに乗る場合、17番線に乗り運賃1.5リンギット。

タクシー

マラッカで利用したタクシー料金のメモです。

区間 種類 料金
マラッカセントラル – ノボテルマラッカ 固定料金 21.00リンギット
ノボテルマラッカ – ザマジェスティックマラッカ メーター 12.20リンギット
ザマジェスティックマラッカ – マラッカ海峡モスク メーター 21.80リンギット
ザマジェスティックマラッカ – マラッカセントラル メーター 15.80リンギット

マラッカのタクシードライバーはいい人ばかりで、わたしの警戒は杞憂に終わりました。

まとめ

海上交易の要衝であったマラッカの町。歴史上でも重要な交差点であるマラッカの町を、今後も定期的に訪れて写真を残したいと思います。

マラッカのホテル一覧をチェック|agoda

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